三十路手前の失踪者

失踪経験のある私がその時のことや自分好きなことをブログにしています。

三十路手前の失踪者【1日目ー④】

羽田空港到着~

無事に到着したのはいいが預けていた荷物を取った時には22時前になっていたのでシャッターが降りた店が多かった。空港で長居は難しそうだしモタモタしていたら終電を逃してしまうだろう。問題はどの電車に乗ってどこで降りるかだが、東京モノレール京急線の乗り場の案内を見つけたのでどちらかに乗ることにした。勝手な推測だがモノレールの方が運賃が高そうな気がしたので京急線に乗ることにした。乗り場まで行き路線図を見る、とりあえず品川駅は大きな駅のようだし近くに泊まれるところもあるかもしれない、目的地も決まったので品川駅までの切符を買って電車に乗った。

国内線ターミナル駅は地下になっていて景色は見えなかったが電車が進むに連れて街並みが見えてきた。住宅街を横切るようにある線路、これだけでも沖縄にない光景だ。それに景色はどんどん移り変わり大きなビルも見かけるようになった、人通りが多い街を見るだけでも心が踊る。余談だが私は都会の街並みが大好きだ。今は純粋に窓から見える眺めを楽しむことにした。

やがて電車は品川駅までたどり着いた。
私が予想していた通り品川駅は大きな駅だった。これなら泊まれるところも見つかるかもしれない、私は急いで駅を出た。
外は先程まで雨が降っていたようで地面が濡れていた、それもあって気温も沖縄より低い、これはある程度予測していたので沖縄にいる時から厚着をしていた。これは今のままでも大丈夫そうだが次第に体も冷えて来るかもしれないのでトイレに入りリュックからコートとニット帽を取り出し、さらに厚着をした。ここではこの格好の方が良さそうだ。

改めて街を探索するが飲食店とコンビニ、それからオフィスビルはあるがネットカフェは見つからない、ビジネスホテルはあるのだか一泊3000円前後で抑えたいのでネットカフェが望ましい。しかし駅周辺では見つけきれなかった。このまま歩き回ろうかとも考えたが一度品川駅に戻ることにした。
別の駅に行って見よう。路線図を見た時から考えていたのだが東京駅ならネットカフェや朝までいれそうな飲食店など建ち並んでるところもあるかもしれない、賭けのようなものだがここで歩き回るよりも見つかる可能性がある気がしたので東京駅に賭けて見ることにした。

急いで切符を買ったはいいが乗り場がわからない、駅員に聞いて乗り場を聞いたが一本逃してしまった。だけど東京駅まで行く電車は多くて数分後には別の乗り場から東京駅行きの電車に乗ることができた。
さすがは東京、もう23時だというのに電車の数が非常に多い。おかげで電車を待つことなく乗り込むことができた、加えて乗客は少なかったので席に座って足を伸ばすことができた。東京駅には数分で到着したが短い時間だが今の休憩はありがたかった。

東京駅は広すぎて迷うとどこかで聞いたことがあるので余計なところに行かずひたすら出口の案内を頼りに進んでいった、もしここをただの観光で来ていたのなら迷子になるのを承知の上で歩き回りたいのだが今は余計な体力消費はしたくないし、何よりこの時間は店も閉まっているのでそこまで楽しめないだろう。
出口の案内に従って歩いているが東京駅は出口までの道も長かった、出口といってもどの出口からでたらいいか見当もつかないので適当に出るしかない、私は丸の内と書かれた出口から外に出た。

外は大きなビルがそびえ建っているが時間が時間なので明かりはついてなかった。とはいえネットカフェでもなければ飲食店でもないことはわかる。
とりあえず明かりがついたビルがある方へと歩いて見ることにする。

私は右も左もわからない夜の東京の探索をすることになった。

【1日目ー⑤】に続く…